通帳残高が減る恐怖の正体|60代が知るべき「年金+NISA取り崩し」月次シミュレーション
「今月、いくら使っていいのか分からない」
「通帳を見るたび、残高が減っていくのが怖い」
60代の方から、こうした声をよく耳にします。
年金は振り込まれている。NISAも始めた。
それなのに、なぜか心が落ち着かない。
その不安の正体は、お金そのものではなく、人間の脳の仕組みにあります。
なぜ通帳残高を見るのが怖くなるのか|人間の脳が生む「減少恐怖」
人の脳は、「増える喜び」よりも「減る恐怖」に強く反応します。
これは行動経済学でいう損失回避バイアスです。
現役時代は、毎月給料が入るため、
多少使っても「また入ってくる」という前提がありました。
しかし定年後は違います。
- 収入が年金中心になる
- いつまで働けるか分からない
- 医療費・介護費の将来が見えない
この状態で通帳残高が減ると、
脳は「将来の危険」を過剰に想像し、恐怖を増幅させてしまうのです。
定年退職後に直面する「現実」|2,000万円は33年も持たない
「老後2,000万円問題」を聞いたことがある方は多いでしょう。
しかし、冷静に数字を見ると、
2,000万円を33年間で使う場合、
月約5万円
しか使えません。
さらに、定年退職後は社会保険料の支払いに驚かれた方も多いはずです。
健康保険料、介護保険料、住民税……。
「思ったより手取りが残らない」
このギャップが、通帳残高への恐怖をさらに強めます。
解決の糸口|「使ってはいけないお金」という思い込みを外す
ここで大切なのは、発想の転換です。
60代からのNISAは、
増やすためだけの制度ではありません。
本来の役割は、
年金と組み合わせて、計画的に使うための器です。
つまり、
- 年金=生活の土台
- NISA=不足分を補う調整弁
として考えることで、
「使ってはいけない不安」は、「使っていい安心」に変わります。
実施編|年金+NISA取り崩しを月次で見える化する
不安を消す最大の方法は、
感情ではなく数字で把握することです。
例えば、
- 年金収入:月18万円
- 生活費:月22万円
- 不足分:月4万円
この「4万円」をNISAから取り崩すと決めれば、
通帳残高は「減る恐怖の数字」ではなく、
計画通りに使っている証拠になります。
こうした考え方は、
60歳から始めるNISA&株式投資でも詳しく解説しています。
成果|通帳を見るのが「怖い」から「確認」に変わる
月次シミュレーションを取り入れた方から、
よくこんな声をいただきます。
「通帳を見る回数が減りました」
「残高が減っても動揺しなくなりました」
不安が消えたのではありません。
不安を管理できるようになったのです。
AIを活用した自動管理については、
60代のためのAI自動運用システムや、
60代の「不安リスク」を自動計算する投資ポートフォリオも参考になります。
まとめ|恐怖の正体を知れば、お金は味方になる
通帳残高が減る恐怖は、
「老後資金が足りない証拠」ではありません。
それは、
正しい使い方を誰も教えてくれなかっただけです。
年金+NISA+基金αをどう組み合わせるかは、
NISA×年金+基金αのリスクAI管理術でも詳しく紹介しています。


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